急激な温度差が身体に及ぼす影響のことを「ヒートショック」といいます。
冬の室内、部屋ごとの温度差は6~10℃程度。
急激な温度差は、
脈拍の変化や血圧の変動などにつながり、
ひいては心臓発作や脳卒中を引き起こします。
冬になって、
入浴中に亡くなる方が増えるのもこれによるものです。
■明け方は特に要注意
心臓発作や脳卒中は1年の中では冬に、
1日の中では特に午前中に起きやすいと報告されています。
朝、活動を開始すると自律神経の働きが大きく変わり、
発作が増える傾向にあるためです。
■興奮・ストレス状態にも注意
2006年FIFAワールドカップのとき、
試合の日に合わせるかのように、
心筋梗塞の人が増えたとの報告がありました。心臓発作を引き起こすほどの興奮・ストレスがあると考えられています。
■心疾患・脳卒中の原因を解消し、元気な冬を!
心臓発作や脳卒中の根本的な原因は、動脈硬化です。
動脈硬化の要因には、
高血圧・脂質代謝異常症・糖尿病・たばこ・家族歴があげられます。
生活習慣病が主ですので、日頃から治療していくことで、
動脈硬化の進行を遅くさせることができるでしょう。
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