肩を少し動かしただけで激痛が走る、
腕が上がらない…。
これらの症状は、「肩関節周囲炎」と言われるもの。
骨や靭帯などの老化によって、
肩関節の周囲に炎症が起こっている状態です。
一般的には、「四十肩」や「五十肩」と呼ばれるものですね。
この炎症が発生するメカニズムは、
実はまだあまりよく分かっていませんが、
症状は急性期・慢性期・回復期の3つに分けられます。
とにかく痛みが強く、動かさなくても痛いので夜寝るのも辛い…
といった状態が急性期。
このタイミングでは、
痛みのため肩がろくに動かせず可動域が著しく制限されます。
次に、痛みはやや治まり、
少なくとも安静時や夜間の痛みがなくなってくるのが慢性期。
そして最後、
痛みや肩の違和感が殆どなくなるのが回復期。
肩を動かせる範囲もどんどん広くなるでしょう。
通常はこのような流れをたどり、
回復すれば肩の動きもほぼ通常通りに戻る方が多いです。
ただ、中には肩関節が癒着し可動域が狭いままになってしまう場合もあります。
ですから、痛みが少し引きはじめた段階から、
リハビリの運動やストレッチをするのがオススメです。
具体的には、立った状態から前傾姿勢になり、
痛い方の腕を下にたらし、
脱力したまま前後左右にぶらぶら振り子のように動かしましょう。
回復期には、
より積極的にストレッチをすることも大切です。
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