むくみは日常的によく生じる症状のひとつ。
その多くは、日常生活上の習慣によって引き起こされます。
一方、頑固なむくみは、病気が原因であることも少なくありません。
■「むくみ」はなぜ起こる? 私たちの身体は、
60兆個もの細胞でできていて、
細胞と細胞の間は間質液と呼ばれる水分で埋められています。
この間質液の量が増えた状態がむくみ。
間質液の量は細胞や血管、
リンパ管を行き来することで調節されますが、
血管やリンパ管から多くの水分が漏れ出したり、
うまく水分が吸収されなくなったりすると、
間質液の量が増えてしまうのです。
■「むくみ」を引き起こす病気とは?
むくみは血行の悪化、
水分や塩分の摂りすぎなど、
日常生活上の原因によって引き起こされるケースが大半です。
しかし、血液の循環や水分バランスなどに異常をきたす病気によって
引き起こされるケースも少なくありません。
むくみを引き起こす病気としては、
心不全、腎機能障害、肝機能障害、甲状腺機能低下症などがあげられます。
また、原因がはっきりわからないものの、
女性によく見られる特発性浮腫という病気も知られています。
頑固なむくみが続く場合は、
放置せずに病院で診察を受けるようにしましょう。
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