急に起こる強い腰痛「ぎっくり腰」。
医学的には「急性腰痛」という病名で、
腰回りの筋肉や脊椎の骨・軟骨・椎間板などに、
なんらかの負荷がかかり痛みが出ると考えられていますが、
画像検査では明らかな異常が見られないことがほとんどです。
■ぎっくり腰を予防するには
患者さんに話を聞くと、
前屈みや中腰の姿勢がきっかけになっていることが多いようです。
前屈みの姿勢では、
立位時にくらべ2〜2.5倍程度の負荷が腰にかかるといわれています。
重い物を持ち上げるときには中腰ではなく、
しっかりしゃがんでから持ち上げることを意識してみてください。
■ぎっくり腰の治療
痛みが強い最初の1、2日は安静に過ごすのが良いでしょう。
ただし、安静にしすぎるとその後の回復が遅れることがわかっています。
急激な痛みが過ぎた後は、
可能な範囲で少しずつ動くようにしてみてください。
また、安静時でも強い腰痛がある場合や、足のしびれ、
発熱など全身症状があるときは、
脊椎の感染や脊髄神経に影響する異常の可能性もあるため、
医療機関を受診することをおすすめします。
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